動戦艦ナデシコ 
LORD OF DARKNESS
第一話新たな流れの始まり

 

 

 


とりあえず時間をさかのぼることにした。
今はテンカワ・アキトがナデシコに乗る一月前である。
とりあえず俺がナデシコに乗るためにはどうするべきか考えないといけないな。
とりあえずは歴史の流れを多少いじっておくことにする。そうしないと、俺の存在が否定されてしまうからな。
そうだ、マシンチャイルドはほかにもどこかにいるはずだから、そいつを助けて、俺の手足として手伝わせよう。

 


マシンチャイルドを研究している研究所についた。
たかが人間程度が作った防犯装置程度に引っかかるはずもなく、俺は施設の中枢に到着した。
さすがにここには人がいるから見つかったが、まあ後で殺すから問題はないがな。

 


「貴様、何者だ?」


「別にこれから死ぬ奴には俺が何者かなんて如何でもいいことだろ」


「貴様はわれわれを殺しに来たのか」


「いや、貴様らが研究しているマシンチャイルドをいただきにきた。
おまえたちを殺すのはそのついでだ」


「そのような事をさせるわけには行かない。
われわれが死んでは研究が10年は遅れるんだぞ」


「そんなことは関係ない。こんな研究やってもやらなくとも一緒だ」


「この研究は人類の進化に必要なものだぞ、やってもやらなくても一緒などということはない」


「貴様らとこれ以上はなしても無駄なようだな。さっさと死ね」


俺はその場にいた研究員を殺し、奥にいるマシンチャイルドの元に向かった。


「アナタダレ?」


「俺の名はミカサ・ハヤト、貴様に協力してもらいたいことがあってきた」


「ワタシハアナタニカワレタノ?」


「別にそういうわけじゃない。これからどうするかは貴様自身で決めるといい」


「ワタシハジブンデジブンノコトヲキメタコトナンテナイ」


「だろうな。じゃあ、しばらくは俺のところにいて、それから決めるといい」


「ソウスル」


「貴様に名前はあるのか?」


「ナイ、ココノヒトハナンバー38トヨンデイタ」


「じゃあ俺が貴様に名を与えてやる。
貴様の名はサフィーだ」


「サフィー、ソレガワタシノナマエ?」


「そうだ。これから俺は貴様のことをサフィーと呼ぶことにする」


「ワカッタ」


「じゃあ、サフィー、こんなところから出るぞ」


「ワカッタ」


「ふぅ、話し方についても後で教えてやるよ」


「ワタシノハナシカタハナニカヘン?」


「ああ、無機的な感じがするな。
その話は後にするぞ、ほかの連中が来たら面倒だ」

 

こうして俺はマシンチャイルドの少女を手に入れた。
こいつはかなり使えるが、基本的な常識に欠けるのでそれから教えなくてはならない。
っとその前に戸籍を偽造しておきたいな。

 

「おい、サフィー。お前は戸籍の偽造ぐらいできるか?」


「デキルヨ」


「じゃあ、お前の戸籍を作っておけ」


「ワカッタ。ホゴシャノランハダレニスルノ?」


「それは俺にしておけ」


「ワカッタ」

 

これで一つ問題は解決したな。
後はまた今度にするとしよう。






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