機動戦艦ナデシコ 
LORD OF DARKNESS
プロローグ

 

 

 


俺の名はミカサ・ハヤト、ロード・オブ・ダークネスなどといわれている存在だ。
世間一般では俺のことを神と呼んでいるやつもいるが、まあそれもあながち間違いではない。
俺は非常に退屈していた。だから面白いことがないか下界を覗いてみることにした。
ラッキーなことに面白そうなことが起こっていた。
ほかの神といわれる連中の何も言わないだろうから、俺はそれに少し介入してみることにする。
ばれたらばれたで文句を言われそうだがそれもそれで面白そうだしな…

 

「アキトさん、戻ってきてください。ユリカさんも心配しているのですよ。
せめて一目だけでもユリカさんに合ってもいいじゃないですか」


「だめなんだよ、ルリちゃん。
俺と君たちの道はもう二度と交わることはないんだよ。
…ラピス、ジャンプの準備を頼む」


「…うん、解かった、アキト」

 

『ジャンプフィールド生成完了しました』


「アキト、ジャンプフィールド生成が終了したよ」


「…ああ、分かった。じゃあ、何処に行こうか?」


「させません、ハーリー君、アンカーを打ち込んでください」


「分かりました、艦長」


ドゴ〜ン

 

「何が起こったんだ!」


『ビームアンカーが打ち込まれました』


「アキト、ジャンプフィールドが暴走してる」


「ジャンプフィールド緊急解除!」


「無理だよ、アキト。ジャンプフィールド発生装置にアンカーが直撃してる!」


「このままでは、ナデシコまで巻き込んでしまう。
ルリちゃん、聞いてるんだろう。
早くアンカーを切り離せ!
このままじゃあ、ナデシコCもユーチャリスのランダムジャンプに巻き込まれるぞ!」


「…しかし、アキトさんが!」


「俺たちは何とでもなる。
ナデシコCのクルー全員がジャンパー措置を受けているわけじゃないだろう!
このままジャンプに巻き込まれたら、措置を受けてないものが死ぬぞ!」


「ハーリー君、すぐにアンカーを切って!」


「艦長、無理です。
ユーチャリスのジャンプが始まりました」


「すまん、ルリちゃん、ナデシコのクルー!!」


その直後、二つの戦艦は虹色の光に包まれた。

 

さてと、これからどうなるかが楽しみだ。俺もジャンプ先に飛ぶとするかな。






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