NGC2362付近の散光星雲 | ||
おおいぬ座の腰の辺りに輝くδ星、ウェズンのすぐ横に星団NGC2362があります。このNGC2362付近には、淡いながらも大きな散光星雲が広がっています。その様子をPENTAX
100SDUFで撮影しました。 画面中央やや右に恒星状に写っているのがNGC2362、画面右やや下に赤っぽく輝いているのがウェズンです。 撮影鏡の焦点距離をお考えいただければ、この星雲の大きさがお分かりいただけるでしょうか?北アメリカ星雲やケフェウス座のIC1396などよりずっと大きいものです。 とも座の天の川の星野写真を撮影したときに、この星雲の存在に気づき、今度は直焦点撮影で拡大してみました。 非常に淡い星雲ですし、参考になるような写真を見たことがなかったので、どれぐらいの写りをしてくれるものであるか想像がつきませんでしたが、何とか写ってくれました。 星団NGC2362は双眼鏡などでは恒星状に見えますが、望遠鏡で見てみると、明るいひとつの星を中心に、その周りに10個程度の小さな星がぎゅっと密集しているのがわかります。 |
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2004年12月 50分露出 PENTAX 100SDUF 焦点距離400mm F5.6 PENTAX 6x7 Vixen GP-D赤道儀による追尾 ASTROSNAP + ToUcamによるオートガイド エクタクロームE200 2倍増感 天城高原にて撮影 Adobe Photoshopによる画像処理 |
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