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さそり座
夏の南の空に雄大に広がるさそり座は、天の川の流れ、アンタレス付近のカラフルな星雲と美しい対象があちらこちらにあり、なんとか良い作品をものにしたい被写体です。

しかし、日本国内では透明度が悪くなる季節の低空ということでとても難易度が高いのも事実です。

毎年挑戦しているのですが、3月末のこの日は絶好の条件の空に恵まれました。今まで見た中で最高のさそり座といえるほどでした。

条件がいい日の撮影というものは、何とか結果を出したいだけに緊張します。そして無事撮影できたポジを元に、コントラストをつけすぎることなく階調を大事に注意深く画像処理を行ったのがこの画像です。
(少なくとも現時点では)満足の行く仕上がりとなりました。

また冬に撮影したガム星雲の写真とは、同じ場所から、ほぼ同一方向を同じ焦点距離で撮っているのでお互いの位置関係がよくわかりますね。

 
 
2006年3月 22分露出
PENTAX 67 105mm F2.4 絞りF4
PENTAX 6x7
Vixen GP赤道儀にて追尾
AstroSnap + Qcam4000によるオートガイド
エクタクロームE200 2倍増感
天城高原にて撮影
Adobe Photoshopによる画像処理