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観測地情報 きれいな星空を見るためには街明かりのないところまで出かける必要があります。私がよく行く場所の紹介です。
伊豆 天城高原
伊豆の中央部に位置する、伊豆市が管理している天城山登山者用の駐車場が私がよく行く観測地です。


空が暗い観測地として有名な乗鞍高原や、しらびそ高原に行ったことはないのですが、そのような場所と比較してしまうと空のコンディションはそれほど良いものではないと思います。
それにも関わらず私がよく利用するのは、首都圏からのアクセスのしやすさです。渋滞がなければ東名高速の用賀から2時間ちょっとで到着します。

なお首都圏からのルートとしては、渋滞しない時間帯であれば、小田原から伊豆の海岸沿いに伊東市まで南下する道が走りやすいです。伊豆スカイライン経由は距離としては若干短いように思いますが、機材をたくさん積んだ状態で走るには、ちょっと疲れる道です。


舗装された駐車場は上段、下段の2つに分かれていて、かなりの広さがあります。登山者用の割ときれいなトイレもあります。


下段駐車場から南西方向を望む
(見えている山は天城連山)


空の状況は首都圏からの距離が近いために全体的に明るいものの、南方向に光害がほとんどなく視界が良いのがこの観測地の良い点です。

その一方で光害があるのは東京および伊東市の方角になる北東と、沼津市街の影響を受ける北西方向で、この方向の写真撮影は困難ですし、また気象条件、時間帯にもよりますが、飛行機の通過が多いことがあります。



下段駐車場から南東方向を望む
(左に見えているのがトイレ)


標高は1000m弱とそれほど標高が高くないということで、透明度の高い秋から冬にかけての観測地としては、そこそこ知られているようですが、その時期は駿河湾から吹き上げる風が強いことが多く、また夜半前には雲が現れることが多いように思います。夜半を過ぎると風も弱まってきます。

駐車場の北側は林となっていますから、その林の影に入れば風の影響を減らすことはできます。



伊豆とはいえ冬季には積雪があることがありますので、注意が必要です。トイレも冬季は凍結防止のためか閉鎖されています。


登山者用の駐車場ですから、登山者の方が夜の間に車での移動をして、ここで仮眠をとっているのを見かけますし、春や秋の登山シーズンには登山者の方が大型観光バスで来ていることもよくあります。


周囲には野生動物、とくに鹿がよくいるようです。周辺の道路を夜間走っていると、たびたび鹿に出会いますし(鹿に出会わないときのほうが少ないぐらいです。)、駐車場で星を見ているときに、すぐ近くで鳴き声がするということもあります。



上段駐車場から下段駐車場および北西方向を望む
(遠くに沼津市街、駿河湾が見えます)

全体的に空が明るいせいもあり、空の条件によって星の見え具合は大きく違ってきますので、なるべく透明度の高いときに利用したいものです。また伊豆は局地的な前線が発生しやすく、たとえ天気予報で晴れとなっていても衛星画像の確認は必要ですし、この場所は天城山の北東斜面にある関係で、南関東や伊豆東岸に東よりの風が吹いているときは霧に包まれていることが多いことも注意が必要です。

風向の確認には、気象庁HPのアメダスデータが役に立ちます。


このように登山者の方への気遣いが必要であったり、天候の予測が難しいところがありますが、条件に恵まれたときの南天の暗さは魅力的なものがあります。色々な方がこの場所を楽しめるようにマナーを守りながら使っていきたいものです。
長野県 原村
星祭などのイベントがあることでも有名な、信州八ヶ岳北西麓の観測地です。

ここも比較的アクセスの良い場所ですが、かつての状況からすると空の条件はそれほどいいものとは言えないでしょう。北西に茅野・諏訪の光害が、南東から南にかけて甲府・富士見町の光害が見られます。条件がいいのは北東から北にかけてです。だた、天頂方向は天城高原より暗いかと思います。標高が1500mほどですので透明度などが原村のほうがいいのでしょう。

北東から北方向が条件がいいということで、秋の天の川を撮影する目的で訪れたことがあります。