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オートガイダー ガイド撮影をするときにガイドずれを修正してくれるのがオートガイダーです。撮影の効率化に有効な道具ですが、高価であるのが難点です。そこで、なるべくお金をかけないでオートガイダー・システムがつくれないか、いろいろと取り組んでいますので、それを紹介します。
オートガイダー導入の検討および過去の実験経過
 NS企画 VST
 ミード エレクトロニック・アイピース
現在のオートガイダー・システム - ToUcamとASTROSNAP
望遠鏡を望遠レンズ替わりに使って星雲・星団の拡大撮影をする直焦点撮影に取り組み始めましたが、撮影の間ずっとガイドのずれを監視し適宜修正を加える必要があります。

労力がかかりますし、せっかく星のきれいな場所まで来ているのにガイド星を見つめるばかりで星空を見ることができないのは残念です。

そこで、このガイド修正を行ってくれるシステム、オートガイダーを導入しました。

オートガイダーはガイド鏡にCCDなどのカメラを取り付けて星像をデジタルに変換します。そのデジタルデータをもとにガイドのずれを検出、そして、そのずれ量に応じて赤道儀の駆動を修正するコントローラから構成されます。

暗いガイド星にまで対応できる冷却CCDを用いたオートガイダーが一般的ですが、非常に高価です。

その一方で、もうちょっと安価なシステムとしてはビクセンのAGA-1があります。

しかし、AGA-1はコントローラ本体であり、CCDおよびモニターを別途用意する必要があります。この一式を揃えるとなると、それでも10万円は超えてしまいます。

そこで、私はPC上のソフトウェアによるオートガイダーを使用しています。このようなソフトウェアはいくつかありますが、私が使っているのはフリーウェアとして無償でダウンロードして使うことのできるASTROSNAPというものです。

PCから望遠鏡を制御するために、自作のリレーボックスでPCのパラレル・ポート(プリンター・ポート)とモータードライブコントローラを接続しています。

CCDカメラとしては、PCに画像を入力できればよいので、惑星撮影用として定評のあるToUcamを使用しています。ToUcamはUSBにてPCと接続するWebカメラですが、CCDセンサーを使用していること、制御するドライバーがガンマ調整可能、スロースピードシャッター対応と、天文用として使いやすくできていることから、比較的暗い星までガイド星として選ぶことができます。
また改造なしに、望遠鏡に取り付けることできるアダプターが入手可能であるのも好都合です。

まとめると、私のオートガイド・システムは以下のような構成です。
(1) CCDカメラ Webカメラ ToUcam アダプター込みで 17,000円
(2) オートガイダー本体 ASTROSNAP (ノートブックPC)
(3) 望遠鏡との接続 自作リレーボックス 材料費 1,000円
つまり、(ノートブックPCは所有していたので)2万円弱でオートガイダーを構成することができたことになります。

ガイド鏡としては、BORG76アクロマート300mm鏡筒仕様に2.2Xバローレンズ(BORG コンパクトバロー)を使用しています。この光学系で、6等星ぐらいまで問題なくガイド星として使用できます。
ToUcamの望遠鏡への取り付けは、BORGから限定販売されていた31.7mmスリーブへのアダプターを使用しています。赤外カットフィルターは使用していません。

このオートガイド・システムによって、PENTAX 100SDUF (F=400mm)での撮影では満足できる追尾精度、結果が得られています。ASTROSNAPによるオートガイドで撮影した写真が、Gallery-2に何点か展示してありますのでご覧ください。

また、以下のような赤道儀との組み合わせでオートガイドに成功したというご報告をいただいています。

- ビクセン DD-1 (自作リレーボックスを使用)
- ビクセン スカイセンサー2000PC (自作なし)
- ミード LX90-200 (自作なし)
- タカハシ EM-200 (自作リレーボックスを使用)

これらの詳細につきましては、BBS、BBS過去ログにおいてご覧いただくことができます。またBBS、あるいはメールにて、ご気軽にご相談ください。