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Sh2-205, 210 付近



2013年11月から天体撮影用として使用し始めたEOS 6D SEO-SP4は素晴らしい性能ですが、さすがに5年以上たったということで新しい天体撮影用カメラ Nikon Z6 HKIR改造を使用することにしました。
CanonとNikonの違いに加えてミラーレスカメラということで使用感はずいぶん異なっており撮影環境もまだ完 全には固まっていませんが、まずは最初の作品として、ペルセウス座・きりん座境界にある淡い星雲Sh2-205, Sh2-210付近を撮影しました。今までの6Dと比べて天体適正がどうかというのが焦点ではあるのですが、同一条 件で比べないとなかなか判断が難しいというのが第一印象です。似た条件(撮影地、気温、時期)で撮影した画像があっ たので、それで比較する限りはZ6のほうがノイズ、ざらつきが低いレベルにあるようには見えましたが、実際にこのよ うな作品を画像処理してみると、期待していたほど楽にはいかないというのが現時点の感想です。

これらの星雲はかなり淡いですし、赤い部分だけでなく、もやっとしたも のが秋の天の川の微恒星の上にかぶっていたりしてチャレンジングな対象であり、それを空が明るめの富士山で撮影して いるので、処理に苦労した要因がカメラなのか、そういう撮影対象、条件によるものなのかが判断に苦しむところです。 9月末の撮影でしたが標高の高いこの撮影地では気温はすでに5度ぐらいまで下がりました。
    2019年9月
Kowa Prominar 500mm F5.6L
マウントアダプター TX07T
焦点距離350mm F4
Nikon Z6 HKIR改造 + HEUIB-II
ISO3200 210秒露出 x6 コンポジット x6 モザイク
Vixen AP赤道儀にて追尾
PHD2 + ToupCam によるオートガイド
富士山新五合目にて撮影
Adobe Lightroom Classic + Adobe Photoshop CC 2019 による画像処理