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おおいぬ座の腰のあたりにあ
る大きな散光星雲をコーワ プロミナーの3枚モザイクで撮影しました。3枚モザイクですが通常の1コマと同じ3対2の縦横比になるように構図を調整しています。
この星雲の名称は、Sh2-310 & Gum
8ということになるようでガム星雲の一部とされているのでしょうか。一番濃いあたりは星野写真にも写ってくるぐらいですが、そこから淡い部分がかなり広範
囲に広がっています。以前のデータを見返してみると2004年に銀塩で撮影していました。その頃はほとんど存在が知
られていない星雲だったと思います。解像度はデジタルとは比較になりませんが星雲の存在そのものはエクタクローム
E200できちんと写っているのはちょっとびっくりです。
夏の天体でいうとアンタレス付近と同じぐらいの赤緯になりますので、南の暗い南伊豆町は撮影するのに良い観測地です
ね。
冬の天の川の中にあるので微恒星がうるさくならないように注意しての処理になりました。コーワ
プロミナーはシャープなので3枚モザイクでも見ごたえのある星像の小ささとなってくれました。
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