Sh2-205付近 |
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ペルセウス座の、きりん座との境界に近い領域にあるSh2-205とその周辺の様
子をGSO鏡筒9コマモザイクで撮影しました。星野写真でペルセウス座の天の川を撮影すると微かにこの星雲が写って
いることがあります。右側に広がっている大きな星雲がSh2-205、中央下の明るい部分にはNGC1491という
番号がついています。このNGC1491の中心部はかなり明るくまるで惑星状星雲のような構造もあるのでアップで撮
影されることもあるようです。 2016年は夏から秋にかけて天候に恵まれなかったのですが、この日は乗鞍三本滝にて良い条件の空に巡り合うことが できました。もともと空も暗く標高も2,000m近くあるこの場所ですが、さらに雲海によって松本などの光が抑えら れていました。当初は雲の中だったのですが、その雲が晴れたのが予想よりも遅かったため撮影可能時間が短くなってし まい、コンポジットを3枚に抑える必要がありました。またこの暗い空だと1コマあたりの露出を普段より長めの5分半 としてもヒストグラムの山が1/4ぐらいと常識からすれば露出不足なのですが、結果的には問題なかったようです。こ の淡い星雲をしっかりと写すことができました。暗い空だと欲しい星雲の部分のS/Nがしっかりとれているので、ヒス トグラムの位置をあまり気にしなくてもいいのではないかという気がしますね。 |
2016年10月 GSO 20cm 焦点距離1000mm Baader Planetarium MPCC Mark III EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR) + HEUIB-II ISO3200 5分30秒露出 x3 コンポジット x9 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾 PHD Guiding + OAG9 + Lodestar X2 によるオートガイド 乗鞍高原 三本滝にて撮影 Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理 |
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