2018年の新機材プロミナー500mm F5.6L+TX07T 350mm
F4にて、はくちょう座のメジャーな星雲群を9枚モザイクで撮影しました。これらの対象は輝度があり写真写りが良い
ですから、フィルターはHEUIB
IIは使わずにUIBARのみとして星雲の赤さの中にある色合いの違いを出すことを狙いました。北アメリカ星雲と、γ星サドル付近の星雲で色合いが違いま
すね。この北アメリカ星雲のような色合いは、バラ星雲やM8にもあってこれらの星雲はHEUIB
IIを使わない方がきれいな感じが出ると思います。また星の色合い、青や黄色の星にも注意して処理をしたのですが、この解像度ではそこまではわかりにくく
てちょっと残念です。
今年は梅雨明けが異常に早くて関東地方は6月のうちに梅雨明け宣言となりそのあとは猛暑となりました。高温かつ湿度
があるために山岳地帯は雲が発生しやすく天気の予測が難しいのですが、この日は乗鞍三本滝にて素晴らしい空に恵まれ
ました。乗鞍の暗さに加えて、透明度、そしてシンチュレーションも抜群でした。この光学系の性能をうまく活かすこと
ができたと思います。
ピント位置の移動に苦労していたのですが、この日もモザイクの一コマごとにピント位置を確認していました。途中まで
一定方向に移動して、そののちに落ち着きました。温度変化によるピント位置の移動といっても、温度順応であるように
も思えますね。
|
|
|
|
2018年7月
Kowa Prominar 500mm F5.6L
マウントアダプター TX07T 焦点距離350mm F4
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR)
ISO3200 210秒露出 x3 コンポジット x9 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾
PHD2 + ToupCam によるオートガイド
乗鞍三本滝にて撮影
Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理
|