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NGC2477・ NGC2451周辺



冬の南天低い領域でNGC2477・ NGC2451という二つの星団とそこに重なるガム星雲の一部を狙いました。銀塩のころから何度か挑戦している対象でそれらの画像から、NGC2477・ NGC2451をやや中心からずらす替わりにその下の方にあるガム星雲の濃くてフィラメント上に"く"の字の形になっている箇所まで構図にふくめていま す。撮影地の天城高原からはここよりさらに低いところは撮影は厳しいですね。この構図でもどうしても低空のカブリの影響が出るので、それをコマごとに補正するのに苦労しました。

この日は天城らしい強い西風の中での撮影となりました。赤道儀に対しては余裕のある鏡筒なのですがやや長さがあるこ ともあって、風の影響で星像が膨らんだりしているところはあるものの9枚モザイクのおかげもあって全体であれば問題 ありませんね。天城から見て南の低空は飛行機の通過が多いのですが、時間帯なのか風向きなどの天候なのか、撮影時に はこの領域を通過する飛行機がなかったのは助かりました。

鏡筒がほぼ水平を向く撮影なのですが、天体観測の方たちのマナーも良くて影響ありませんでしたし、登山の車の影響で 撮影しなおしたコマもありましたが、撮影スケジュールに影響があるほどではなかったです。
    2017年11月
Vixen ED102SS 焦点距離660mm F6.5
BORG EDレデューサー F4DG 7704
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR) + HEUIB-II
ISO3200 150秒露出 x4 コンポジット x9 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾
PHD Guiding + Orion SSAG によるオートガイド
天城高原にて撮影
Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理