NGC2477・NGC2451 |
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冬の南天に見える、とも座の天の川の中にNGC2477とNGC2451の2つの
星団が並んでいます。関東で南中時の
高度が18度ぐらいです。ぎっしり星が密集したNGC2477と、赤い星を中心にまばらに集まるNGC2451の対
比に加えて、ガム星雲が天の川の星々に
絡まっている領域です。 銀塩の頃から毎年のようにガム星雲を撮影しておりその淡さはよくわかっていたので、フィルターには迷いなくLPS- P2を選びました。それでも撮影した画 像にはほとんど星雲は見えていませんでした。高度が低い対象で撮影時間が限られられるためISO1600のコンポ ジットなしですが、高感度特性に優れた最 新のカメラ Kiss X4とCamera Raw6のノイズ低減機能のおかげで星雲を描写することができました。それに ED102SSの9コマモザイクでこの天の川の微恒星が密集している領域を撮影すると、その星の細かさ、多さにびっ くりします。 低空ですからいくら南天の暗い天城高原とはいえ街明かりの影響は受けるので、露出は12分に抑えました。星雲の写り が良くなかったのはそれも理由だと思い ます。ただ露出が短めだった分星の色が出ています。NGC2451の赤い星が印象的です。 月刊天文ガイド 2011年3月号 入選作品 |
2010年12月 Vixen ED102SS 焦点距離660mm F6.5 BORG EDレデューサー F4DG 7704 EOS Kiss X4 (ローパスフィルター除去改造) + LPS-P2 ISO1600 12分露出 x9 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾 PHD Guidng + Orion StarShoot Autoguider によるオートガイド 天城高原にて撮影 Adobe Lightroom 3 + Adobe Photoshop CS5による画像処理 |
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