M8, M20 付近
(2013) |
||||
R200SS + MPCCの8コマモザイクで撮影していたM8,
M20付近を3年ぶりに撮影しました。コマコレクタ
としてパラコアですが焦点距離が伸 びることもあり今回は9コマモザイクです。 5月の富士山新五合目は雲海となりやすいと思います。この日もその期待通りの雲海で南側の街 灯りは雲で覆われていたのですが、それでも光はある程度漏れてきますし首都圏からの影響も受けます。1週間ほど前の乗鞍高原と比べると露出で言うと1段ぐ らい明るい空でした。また透明度もあまり良くなくて、天の川の見え方もいまひとつという条件の夜でした。 それでもこれらの星雲は明るいということもあり、まずまずの仕上がりとすることができました。M8の中心部をと ばさ ずにその構造を出すこと、周囲の天の川がノイズっぽくならないこと、全体の色彩を重視すること、といったあたりに注 意を払いながらの画像処理でした。透明度が悪かった分、シンチュレーションはまずまずでその分星はシャープに なって くれたと思います。 撮影途中にミスをしてしまい、そのリカバリーで時間をロスしてしまったため、薄明開始後20分ほどまで撮影がか かり ました。最後に撮影した左下のコマはさすがに薄明の影響を受けて明るくなっていたのをモザイク合成時に補正していま す。 月刊天文ガイド 2013年9月号 入選作品 |
2013年5月 Vixen R200SS 焦点距離800mm F4 Televue Universal Paracorr SEO Cooled 60D (UIBAR) ISO1000 4分露出 x4 コンポジット x9 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾 PHD Guidng + OAG9 + Lodestar によるオートガイド 富士山新五合目にて撮影 Adobe Lightroom 4 + Adobe Photoshop CS6による画像処理 |
|||