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M41からSh2-308







シリウスのすぐ南にある散開 星団M41からその左下にある青い星雲Sh2-308にかけての領域です。使用した光学系は焦点距離1,000mm の GSO 20cm F5鏡筒で、フルサイズ EOS 6Dによる8コマモザイクですので通常の望遠レンズだと300mm程度の画角に相当します。おおいぬ座の腰あたりに大きく広がるSh2-310からつながる星雲だと思うのですが、筋状の 星雲が存在します。Sh2-303, 304といった番号がついているようです。

これらの星雲はかなり淡いため画像処理には苦労しました。このあたりは天の川の中で微光星が多いこともさらに処理を 難しくしています。LPS-P2フィルターを使って星雲を強調していますが撮影後のRAW画像では青い Sh2-308がかすかに見えていたぐらいで、ほとんど星雲の存在はわかりませんでした。カラーバランスを 整える とSh2-303, 304の明るい部分が現れてきたので少し安心しましたが、それでもそこからの処理は大変でした。
Sh2-308のフィラメント構造もそれなりに出ているのはちょっと嬉しかったです。




 
 
2014 年 12月
GSO 20cm 焦点距離 1000mm
Baader Planetarium MPCC Mark III
EOS 6D SEO-SP4 + LPS-P2
ISO3200 11分露出 x3 コンポジット x8 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾
PHD Guiding + OAG9 + Lodestar X2 によるオートガイド
天城高原にて撮影

Adobe Lightroom 5、Photoshop CC による画像処理