M31 アンドロメダ銀河 |
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M31
アンドロメダ銀河はメジャー撮影対象ながらあまり撮影したことがありませんでした。撮影機材・手法から対象として大
きさが足りずあまり迫力ある画像にはならないのでは、というのがその理由です。この8月に富士山太郎坊に遠征したときに予定していた、はく
ちょう座γ星付近の撮影が夜半過ぎに終了し、もう一作品撮影できる時間があったので、このM31を撮影すること
にしました。 横構図でカメラをセットしていたので8コマモザイクとしましたが、縦構図の4コマモザイクでぴったりくるぐらい に見え、8コマでは周りに余白ができすぎて小さくなってしまうのではという不安がありました。 それでも画像処理を始めて、なるべく周辺の淡い部分まで出るように調整したところ思いのほか広がりを描写するこ とができました。 もうひとつの不安が腕の色合いやその中に点在する赤い星雲が写るかでした。冷却CCDであればそのようなものまで表 現している作品を多く目にしますが、デジタル一眼レフでの作品を見ると難しいようです。赤い星雲はHEUIBフィル タを使えばということは考えたのですが、これも前の撮影からの流れでフィルターなしの撮影でしたから写し取るのは無 理ではないかとは予想していました。しかしながら画像処理で彩度を高めるとこのようにまずまずの写りをしていること がわかって嬉しかったです。 メジャー対象ということで素晴らしい作品がたくさん発表されていてそういったものと比べると見劣りしてしまうところ はありますが、自分としてはまずまず満足できる写りです。 |
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2015
年 8月 GSO 20cm 焦点距離 1000mm Baader Planetarium MPCC Mark III EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR) ISO3200 4分露出 x4 コンポジット x8 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾 PHD Guiding + OAG9 + Lodestar X2 によるオートガイド 富士山御殿場口五合目にて撮影 Adobe Lightroom CC、Photoshop CC による画像処理 |
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