M17からスタークラウド | ||
夏の天の川のハイライトといえる、いて座スタークラウド周辺です。 この写真を撮影した日の富士山新五合目は、梅雨のわずかな晴れ間ながら絶好の条件となりました。透明度、シーイングとも良く、そして南側に雲海が形成され街明かりを覆い隠してくれていました。 そんな素晴らしい条件の中、ED102SSを使っての4コマモザイクです。ISO1600 での16分露出を2枚コンポジットして、それを4コマモザイク合成しました。M17は望遠鏡による眼視でも中心部が良く見えますが、その分輝度が高く16分露出では完全にオーバーだったため、8分露出のコマをレイヤー合成しています。 スタークラウド辺りの天の川がどこまで分解するのかというところもあり鏡筒はED102SSを選択しました。その結果は、スタークラウド"バンビ"の顔で言えば、頬の辺りは綺麗に微光星が分解しましたが、鼻先の辺りはもやっとした背景に微光星がびっしり、という写りになりました。 月刊天文ガイド 2009年10月号 入選作品 |
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2009年6月 Vixen ED102SS 焦点距離660mm F6.5 BORG EDレデューサー F4DG 7704 SEO Cooled X2 (UIBAR) + LPS-P1 ISO1600 16分露出 x2 コンポジット x4 モザイク (M17中心部は ISO1600 8分露出 x2 コンポジット) Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾 PHD Guiding + Orion StarShoot Autoguider によるオートガイド 富士山新五合目にて撮影 Adobe Lightroom、Photoshop CS4 による画像処理 |
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