M16・M17からスタークラウド |
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M16からスタークラウドあたりまでを
ED102SSの9コマモザイクで撮影しました。撮影場所は乗鞍高原です。 3年前の2009年に富士山新五合目からこのエリアを4コマモザイクで撮影しているのですが、その領域を拡張したものになります。ただ今回はフィルターは LPS-P2なしのUIBARのみとしました。M16やM17は輝度が高いですからLPSなしでもまったく問題ありません。その一方で、天の川に星雲が絡 んでいるところなどはLPSありだとその星雲の形状がでてくるのですが、LPSなしだとそのあたりが全体的に赤くなったように写りますね。やはり星雲のコ ントラストという点ではLPSの効果は大きいです。 しかし天の川や星の色合いといった点ではLPSなしのほうが色彩豊かになると思います。それを利用してこの作品はビビッドな色合いに仕上げました。スター クラウド"バンビ"の頬のあたりなど青や黄色の星が分離して写っているのですが、Webサイズ、さらにはA4プリントぐらいではそれが分離した形では見え てこないですね。 以前の機材、撮影技術では2時間の撮影時間の中では4コマモザイクが限度だったのですが、最近では9コマモザイクまでカバーできるようになりました。その 分撮影の幅が広がります。 SEO Cooled 60Dは感度が高めなので、今回はISO1000に下げて撮影してします。 |
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2012年4月 Vixen ED102SS 焦点距離660mm F6.5 BORG EDレデューサー F4DG 7704 SEO Cooled 60D (UIBAR) ISO1000 6分露出 x2 コンポジット x9 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾 PHD Guiding + Orion StarShoot Autoguider によるオートガイド 乗鞍高原にて撮影 Adobe Lightroom 3、Photoshop CS5 による画像処理 |
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