大マゼラン星雲 |
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南半球で夜空を見上げると大マゼラン星雲はすぐに目に入ってくると思います。天の川から離れたところで小さな雲のように見えます。
前回撮影した時はプロミナー鏡筒による3枚モザイクで構図的には窮屈だったため、今回6枚モザイクにて撮影しなおしました。大マゼラン星雲は腕や周辺の淡い光の出方が対象ではないので
構図決めに注意が必要だと思います。また内部にあるタランチュラ星雲はかなり輝度が高く (エータカリーナより明るいです)、1分露出のコマに加えて20秒露出のコマも撮影して
レイヤー合成に用いました。 NZの5月では大マゼラン星雲の撮影好機はすでに逃しているので、薄明終了後すぐに撮影に取り掛かりたいところです。それでもピント合わせなどに時間がとられました。プロミナー鏡筒は 温度に対して敏感なところがあり温度順応に時間がかかります。機材のセットアップから撮影まで短時間で済ませるとその影響が出てきてしまい撮影途中でのピント確認が必要になります。 なので予定より撮影に時間を要し、その結果期待していたよりも低い高度での撮影となり緑カブリの影響も受けていました。 |
2024年5月 Kowa Prominar 500mm F5.6L マウントアダプター TX07T 350mm F4 Nikon Z6 HKIR改造 ISO3200 180秒露出 x4 コンポジット x6 モザイク Vixen AP赤道儀にて追尾 PHD2 + ASI120MM Mini によるオートガイド ニュージーランド テカポにて撮影 Adobe Lightroom Classic, Adobe Photoshop 2024 による画像処理 |
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