IC2177からM46・M47 |
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冬の天の川の中にある散光星雲IC2177から散開星団M46・M47にかけての領域をKowa Priminar 6枚
モザイクで撮影しました。IC2177の右上には散開星団M50も入っています。構図としては結構ぎりぎりで9枚モザイクと
するか悩んだのですが、撮影時間も短く抑えたかったこともあり6枚モザイクとしました。 ここ数年で天体写真画像処理用の強力なソフトウェアアプリケーションがいろいろと提供されるようになりました。 今回はカブリ取りなどに有効な背景補正ツールであるGraXpertと、星と背景を分けて処理する際に用いるStarXTerminatorを 使いました。ただ処理の中心は従来通りAdobe Photoshopです。 GraXpertはフラット処理のエラーリカバリーにも有効ですが、クリック一発で済ませるよりはコマごとにいろいろと パラメーターや処理アルゴリズムを調整したほうがよいと感じました。StarXTerminatorも従来からの自分の処理のトーンから 大きくは変わらないようにしつつ、星像の肥大化を抑えるというように使っています。IC2177本体から広がる星雲は淡いので HEUIB-IIフィルターを使わないとあまり出ないかと思っていたのですが、きちんと見せることができているのはStarXTerminatorを 使った効果です。 |
2024年1月 Kowa Prominar 500mm F5.6L マウントアダプター TX07T 焦点距離350mm F4 Nikon Z6 HKIR改造 ISO3200 150秒露出 x4 コンポジット x6 モザイク Vixen AP赤道儀にて追尾 PHD2 + ASI120MM Mini によるオートガイド 東伊豆町にて撮影 Adobe Lightroom Classic + Adobe Photoshop 2024 による画像処理 |
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