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IC2177 シーガル
かもめ星雲は冬の天体の中では遅い時期まで撮影可能な対象です。今回は2月、薄明が終わった19時過ぎからの撮影でした。南伊豆は空が暗いのでこのような
早めの時間帯からの撮影でも光害の影響が少ないのは助かります。2月でもこの時間帯からの撮影であれば十分な時間が
取れるので、1枚あたりの露出は6分とたっぷりかけることができました。
星雲の淡い部分まで描写するのではなく、HEUIB-IIフィルターは使わずにマゼンタっぽい色合いを出すことを
狙っています。彩度も高めの仕上げとしました。
暖冬となった2019 -
2020年の冬ですが、この日はいつもの冬のような気温まで下がりましたが、空の透明度は今一つだったように思います。風が強くなくて大きな鏡筒で撮影す
るには適した条件だったのですが、シンチュレーションはあまり良くなくてその分星像が膨らんでしまいました。仕上げ
の段階で星像を小さくする処理を加えています。
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