秋の代表的な撮影対象であるIC1805とIC1848の組み合わせです。GSO
鏡筒での9枚モザイクでぴったりの構図になりました。明るく写りやすい星雲ですので、HEUIB-IIフィルターは
入れずに淡いところを抽出するのではなく星雲の色合いを出すことを意図しての撮影・処理としました。HEUIB-
IIなどを用いると星雲の内側にも赤い星雲が写ってくるのですが、フィルターなしだと縁取りの部分がより目立つよう
になって形としての面白味も増しますね。
撮影したのは富士山新五合目でこの日はぎりぎり雲海の上となっており時折雲に包まれることがありましたが、雲海のお
かげで暗い空に恵まれました。シンチュレーションも良かったです。ただこのように安定しないときは空の条件も変化し
モザイクのコマごとの違いが大きくなるのはやっかいです。左上のコマを撮影したときに一時的にシンチュレーションが
悪化していて星像の大きさやシャープさが他のコマと違っていてそれを目立たなくするのに少し苦労しました。
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2018年10月
GSO 20cm 焦点距離1000mm
Badder Planetarium MPCC Mark III
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR)
ISO3200 5分露出 x4 コンポジット x9 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾
PHD2 + OAG9 + Lodestar X2
によるオートガイド
富士山新五合目にて撮影
Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理
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