カシオペア座・ペルセウス座・きりん座の境界付近になる領域でIC1805・
IC1848や二重星団は有名ですが、その横に広がるSh2-202から青いvdB14・15のあたりまでをED102SS
9枚モザイクで撮影しました。Sh2-202の南側を写した作品を
目にしたことがなくどのようになっているか想像していなかったのですが、Sh2-202から暗黒帯のふちに沿って赤
い星雲が細く伸びており興味深いです。天の川の星がびっしりという他の場所との対比も面白いですね。
乗鞍三本滝は秋口に訪れることが多いのですが、晴れてくれれば良い条件の空に恵まれていい結果が出るお気に入りの観
測地です。IC1805・IC1848は明るく写真写りはいいので心配していなかったのですが、Sh2-202や
vdB14・15といった星雲だけでなく、この領域全体の赤い星雲の感じが良く出てくれました。IC1805・
IC1848が明るく飛んでしまわないように処理をしています。
この日は紅葉のピークが重なったこともあり三本滝の駐車場にも夜中にも関わらず車がずいぶんやってきましたが、駐車
場の奥の方に機材を展開していたのでその影響はなかったです。
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2017年9月
Vixen ED102SS 焦点距離660mm F6.5
BORG EDレデューサー F4DG 7704
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR) + HEUIB-II
ISO3200 4分露出 x4 コンポジット x9 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾
PHD Guiding + Orion SSAG によるオートガイド
乗鞍三本滝にて撮影
Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理
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