IC1805 |
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IC1805は、すぐ隣にあるIC1848との組み合わせや銀塩では二重星団と
セットにして撮影したことがあったのですが、今回はR200SS+パラコアの9枚モザイクで単体で撮影しました。他
の方の作例を見ると淡い星雲の広がりに注目して、その分赤を強くしたものが多かったのですが、LPS-P2は使わず
に色彩を豊かにする仕上げを意図しました。中央部からその左側は赤でもややシアンより、その反対側はすこし黄色が
入った赤になっているようです。星の色で言えば、左側のほうに黄色の星が多いですね。 また画面右中央で明るく写っている7等星の周りには反射星雲があるように思えるのですが、はっきりと出すことはでき ませんでした。ただ他の方の作品でもそのように見えるものがあります。 撮影した日の富士山新五合目は雲海となり、すばらしい星空が広がっていました。ただときおり風が吹きつけ、 R200SSの大きな鏡筒ではその影響が出て星像が少し膨らんでしまいました。それでも9枚モザイクのおかげでそれ ほど気にはならずに済みました。 月刊天文ガイド 2012年12月号 入選作品 |
2012年9月 Vixen R200SS 焦点距離800mm F4 Televue Universal Paracorr SEO Cooled 60D (UIBAR) ISO1000 5分露出 x4 コンポジット x9 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾 PHD Guidng + Orion StarShoot Autoguider によるオートガイド 富士山新五合目にて撮影 Adobe Lightroom 4 + Adobe Photoshop CS5による画像処理 |
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