IC1396からSh2-129 |
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先月に引き続きIC1396ですが、その隣にあるSh2-129と一緒の構図にしました。この範囲
をカバーするためにED102SS+F4レデデューサーの9コマモザイクです。9コマモザイクは初めてです。8コマではぎりぎりで厳しかったので9コマに
したのですが、8コマモザイクの弱点である構図の中心に描写の劣る写野周辺部が来るということから逃れることもできます。先月のR200SS
8コマモザイクではその点が気になっていました。もっとも今回の構図では中心部に見せたいものがあるわけではないのですが。 ED102SSを使ったのはほぼ1年ぶりだったのですが、ここのところR200SSで苦労し ていたのに比べると、安定して性能を発揮してくれて撮影していても安心感が違います。おまけにこの日はシンチュレーションも良かったようで、ご覧のとおり まさに針でついたような微恒星となってくれました。 今回は淡いSh2-129が狙いですからLPS-P1を用いました。R200SSでUIBARのみとした先月の作品と比べると、光学系の違いはあるとはい え、フィルターによる写り方の差がよくお分かりいただけると思います。また雲の影響で撮影時間が限られてしまったためにISO1600でのコンポジットな しとなりましたが、Lightroom 3の現像エンジン Camera Raw 6はやはりノイズ低減において威力を発揮してくれました。ピクセル等倍で見ても後工程でのノイズ低減処理の必要性はありませんでした。 2011年ビクセンオリジナル天体カレンダー 入選作品 |
2010年9月 Vixen ED102SS 焦点距離660mm F6.5 BORG EDレデューサー F4DG 7704 SEO Cooled X2 (UIBAR) + LPS-P1 ISO1600 15分露出 x9 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀にて追尾 PHD Guidng + Orion StarShoot Autoguider によるオートガイド 蓼科山七合目にて撮影 Adobe Lightroom 3 + Adobe Photoshop CS5による画像処理 |
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