IC1396 (2013) |
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ケフェウス座の大型散光星雲
IC1396を3年ぶりに撮影しました。前回撮影したときはR200SSで星像の悪さに悩まされておりビクセン純正
コマコレクタを使用したのですが、今回はパラコアでの撮影です。パラコアを使用するようになってからは星像は安定し
ており光軸ずれに悩まされることはなくなりました。パラコアでは15%ほど焦点距離が伸びるのですがIC1396で
は前回と同じく8コマモザイクとしました。 撮影したのは梅雨明け直後で夏の太平洋高気圧の勢力が強かった時期となり透明度、シンチュレーションともまずまず で、この日の富士山新五合目は南側に分厚い雲海が形成されたこともあり素晴らしい星空が広がっていました。この観測 地では天頂から北側および西側は条件が良いですから、はくちょう座からこのケフェウス座あたりを撮影するにはとても 適しています。 パラコアのシャープさ、シンチュレーションの良さのおかげで、前回撮影分に比べると星々が綺麗に表現できたと思いま す。星の色でいうと星雲の外側のエリアで左上は青い星が多く、右下は黄色い星が多いという対比がおもしろく感じまし た。また星雲自体もガーネットスターの周りはオレンジに近い赤で、中心部から"象の鼻"vdB142のあたりはシア ンっぽい赤という色の違いや、暗黒帯がうねる感じといったことも目を惹きますね。 月刊天文ガイド 2013年10月号 入選作品 |
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2013
年7月 Vixen R200SS 焦点距離800mm F4 Televue Universal Paracorr SEO Cooled 60D (UIBAR) ISO1600 5分露出 x4 コンポジット x8 モザイク Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾 PHD Guiding + OAG9 + Lodestar によるオートガイド 富士山新五合目にて撮影 Adobe Lightroom 4、Photoshop CS6 による画像処理 |
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