Top
Index Gallery Tips BBS Links Back
おうし座暗黒帯からヒアデス星団







おうし座にある暗黒帯からヒ アデス星団にかけての領域を、プロミナー 350mm F4、8枚モザイクでの撮影です。近年の撮影機材、画像処理技術の向上に伴って注目されるようになった対象ですね。

富士山富士宮口、新五合目での撮影ですが、この日は湿気が少なかった分街明かりが綺麗に見える状態で、光害の影響が 大きくて空が明るかったです。撮 影開始時刻が早めの23時過ぎだったこともありISO3200、二分半の撮影時間で露出オーバーに見えたので ISO1600に下げて撮影しました

撮影直後の画像では全く星雲らしきものは見えないですし、画像処理開始段階でのチェックでかなり強調しても微かに出 てきた程度だっ たので当初は処理を進めるのを諦めたぐらいでした。

光害に加えて、撮影しているわきを通過する車も多くその影響もあったのかフラット処理をしても背景の傾斜、ムラが酷 く、その補正には苦労しました。これだけ画像処理での強調が必要だと、わずかなムラも目立ってしまいます。 Photoshopでの投げ縄ツールを使っての部分的な修正が数多く必要でした。

この夏から使用を開始した天体改造Nikon Z6ですが、これだけ淡い対象を描写することができたので、問題なさそうですね。
 
 
2019 年10月
Kowa Prominar 500mm F5.6L
マウントアダプター TX07T
焦点距離350mm F4
Nikon Z6 HKIR改造
ISO1600 150秒露出 x8 コンポジット x8 モザイク
Kenko EQ6赤道儀にて追尾
PHD2 + ToupCam によるオートガイド
富士山新五合目にて撮影
Adobe Lightroom Classic + Adobe Photoshop CC 2019 による画像処理