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天の川銀河 中心方向







ゴールデンウィークのころは 夏の天の川、さそり座・いて座あたりを撮影するに良い時期です。毎年楽しみにしているのですが、見所が多いM8・ M20やスタークラウド、あるいはM16・M17のあたりをいつも 撮影してしまうので、今年はすこし違ったところを撮影することにしました。M8・M20からスタークラウドとは反対 方向に南のほうに下っていくと、天の川銀河の中心方向で、天の川がもっとも明るく濃い部分となります。
このあたりまで南に下がると街明かりや周囲の視界の影響が出てくるので撮影できる場所は限られており、私が普段使っ ている観測地では天城高原か乗鞍高原が撮影可能な場所です。

天の川の中心を構図のほぼ中央とし、天の川の暗黒帯と彩を添える星雲を配置しました。BORG 77EDIIの9コマモザイクです。フィルターの選択は悩みどころなのですが、光害や春霞の影響を考えてLPS-P2としました。EOS 6DではISO3200が常用できるのでLPS-P2を使っても露出が短時間ですむのは助かります。

天の川とそこに絡む暗黒帯、そして星雲といろいろなところに気を使いながらの画像処理でした。M8の中心部には、露 出2分、1分のコマをレイヤー合成して飽和するのを抑えています。




 
 
2014 年5月
BORG 77EDII 焦点距離 510mm F6.6
BORG EDレデューサー F4DG 7704
EOS 6D SEO-SP4 + LPS-P2
ISO3200 5分露出 x3 コンポジット x9 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾
PHD Guiding + ORION StarShoot Autoguider によるオートガイド
乗鞍高原にて撮影

Adobe Lightroom 5、Photoshop CC による画像処理