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銀河系中心部







いて座の天の川で最も明るい エリアが銀河系中心部にあたります。その領域をGSO鏡筒 8枚モザイクで撮影しました。めぼしい星雲があるわけではないのですが、濃く明るい天の川と、その天の川を2つに区切る暗黒帯の対比、密集した星々といっ たあたりを狙っての構図になります。

撮影場所の天城高原は比較的南の視界は良いのですが、駐車場内の位置によっては木立に視界を遮られてしまいます。高 度の低い領域なので木に隠されないか心配しながらの撮影でした。この日はシンチュレーション自体はそれほど悪くな かったと思うのですが、低空を焦点距離1,000mmで撮影するとどうしても大気の揺らぎの影響を大きく受けて シャープさが損なわれてしまいます。

かなり輝度がある領域なので露出4分と短めにしましたがそれでもやや オーバーでした。右上の暗黒帯のエリアから撮影を始めたので当初は 気づかなかったのですが、撮影を進めるにしたがって明るい部分となってきてオーバーであることが判明したのですが、 そこから露出を変えるわけにもいかずそのまま強行することとなってしまいました。コマごとに露出を変えてしまうとモ ザイクの合わせで苦労しそうなので、そういった判断はできなかったです。

 
 
2021 年 4月
GSO 20cm 焦点距離 10
00mm
Badder Planetarium MPCC Mark III

Nikon Z6 HKIR改造
ISO3200 240秒露出 x3 コンポジット x8 モザイク
Kenko EQ6赤道儀による追尾
PHD2
+ OAG9 + Lodestar X2 によるオートガイド
天城高原にて撮影

Adobe Lightroom Classic、Photoshop 2021 による画像処理