南半球の星空で一番の憧れの星雲といっても良いイータカリーナ星雲です。大きく明
るい星雲で肉眼でもその存在はわかります。ニュージーランドでの最初の天体撮影を行った夜に大小マゼラン星雲を撮り
終えた後にこの星雲を撮影することができて、まずは目標達成とほっとしました。
輝度がありニュージーランドの空の条件の良さもあって画像処理をしていない、いわゆる撮ってだしの状態でも十分見ご
た
えのある姿を見せてくれますが、その明るさゆえに中心部はすぐに飽和してしまいます。今回は1分露出、20秒露出の
コマをレイヤー合成することで中心の構造まで表現しました。それによって画像を見た印象もまた変わってきますね。
350mmという焦点距離ではすこし余裕があるので周りの星雲、星団も考慮しながらの構図です。ほんとうに写真写り
が良くて見映えのする星雲ですね。
|
|
|
|
2019年3月
Kowa Prominar 500mm F5.6L
マウントアダプター TX07T 焦点距離350mm F4
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR)
ISO3200 210秒露出 x8 コンポジット
Vixen AP赤道儀にて追尾
PHD2 + ToupCam によるオートガイド
ニュージーランド Mt Cock National Parkにて撮影
Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理
|