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デネブ付近の散光星雲


PENTAX 100SDUFで撮影した3コマをモザイク合成してデネブ付近の様子を捉えました。北アメリカ星雲からγ星のあたりまで有名どころですね。

写っている範囲としては2コマモザイクでほぼカバーできる範囲なのですが、継ぎ目つまり写野周辺の描写が落ちるとこ ろが作品の真ん中に来るのを避けたかったこと、この領域は赤緯が高いので写野の傾きが起こり2コマだけでは中央下が うまくカバーできなくなってくることから、3コマとしました。
ただ結果から見るとちょっと構図としては中途半場ですね。画面右側のボリュームが"重い"感じがして不安定であるよ うに思います。
意図としてはもう少し左右に広くなるはずだったので すが、写野の傾きが思いのほか大きくここまでトリミングせざるを得ませんでした。

これぐらいだと通常の1コマと比べて星像が小さくなる効果というのはそれほどではない ですが、フィルムの浮きによって少し発生していた星像の流れがA4プリントでも気にならないぐらいにはなってくれま した。

    2007年8月 55分露出の3コマをモザイク合成
PENTAX 100SDUF 焦点距離400mm F5.6
PENTAX 6x7
Kenko SE赤道儀にて追尾
Guidemaster + ToUcamによるオートガイド
エクタクロームE200 +1 1/2 増感
蓼科山七合目にて撮影
Adobe Photoshopによる画像処理