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S字状暗黒星雲とその周辺







へびつかい座にあるS字状暗 黒星雲とその周辺の様子です。S字状暗黒星雲はB72という番号を 持ち、海外ではスネーク星雲 (Snake Nebula)と呼ばれています。比較的小さなサイズなので、GSO鏡筒で撮影しても周囲の天の川や他の暗黒星雲との組み合わせとなります。このあたりは 面白い形をした暗黒星雲が他にもありますね。

天の川の色合いが単調になりがちなところを、なるべく微妙な色の違いがでるように処理を仕上げました。左下と右上で の星の密度の違いをみることもできます。

2月にこの鏡筒でコーン星雲のあたりを撮影したときは、斜鏡スパイダーの回折光が目立ちすぎており9等星や10等星 ぐらいにまで十字がついていたのですが、スパイダーを交換してすいぶんとすっきりしました。この写真で見ると6等星 から7等星ぐらいにまで十字が出るようです。

処理をしていて、S字状星雲の東側(左側)にある暗黒帯の中に惑星状星雲があることに気づきました。こと座のM57 に少し似たリングのような形をしています。NGC6369という番号がついています。大きさはM57の1/3ぐらい のようです。




 
 
2014 年4月
GSO 20cm 焦点距離 1000mm F5
Baader Planetarium MPCC Mark III
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR)
ISO3200 5分露出 x4 コンポジット x8 モザイク
Kenko EQ6PRO赤道儀による追尾
PHD Guiding + OAG9 + Lodestar によるオートガイド
天城高原にて撮影

Adobe Lightroom 5、Photoshop CC による画像処理