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アンタレス付近
冬から春に移り替わろうとする頃、明け方の空にはさそり座が昇ってきます。

この季節になると毎年、さそり座の1等星アンタレス付近に広がるカラフルな星雲を撮影しています。淡くて高度も低いという難しい対象なので透明度が高い冬の間に撮影したいためです。

この日は前線が通過した後、急速に天候が回復したというコンディションで、このようなときには素晴らしい透明度となることがあるようです。おかげで雲のような夏の天の川を見ることができましたし、この作品も良い写りしてくれました。

3月始めにも撮影していたのですが、そのときと比べると同じE200を使いながら青の写りが明らかに良いです。
    2006年3月 40分露出
PENTAX 100SDUF 焦点距離400mm F5.6
PENTAX 6x7
Kenko SE赤道儀にて追尾
ASTROSNAP + ToUcamによるオートガイド
エクタクロームE200 +1 1/2増感
天城高原にて撮影
Adobe Photoshopによる画像処理