プロミナー500mm
F5.6Lを搭載するのにちょうどよいビクセンのAP赤道儀を入手して最初の作品です。AP赤道儀はコンパクトでモバイルバッテリーで駆動可能と移動、遠
征にはちょうどよい仕様ですが、自動導入ができません。久しぶりの手動導入での撮影で6枚モザイクに挑戦しました。
エンゼルフィッシュ星雲はオリオン座のわかりやすい場所にありますが、モザイク撮影では構図を正確に合わせる必要が
あるので、あらかじめ星図ソフトに用意した構図とカメラのファインダーで見える星の配置を比べながら実際の構図決め
を行いました。
銀塩で撮影していたころやデジタルでも星野写真だと、エンゼルフィッシュ星雲は有名な割には描写するのに苦労するの
ですが、HEUIB-IIフィルターを用いることでコントラスト良く撮影できます。また周囲には淡いガスも見えてき
ます。
初めて南伊豆町で撮影しました。よく使う天城よりさらに南にくだり1時間は余計はかかります。その分首都圏から離れ
るので光害の影響は少なくなりますし、冬季の伊豆にときどきある不安定な気象条件においても有利で晴天率
は高いように思いました。雪や路面凍結の影響を受けにくいのも良い点です。
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2018年12月
Kowa Prominar 500mm F5.6L
マウントアダプター TX07T 焦点距離350mm F4
EOS 6D SEO-SP4 (UIBAR) + HEUIB-II
ISO3200 3分露出 x4 コンポジット x6 モザイク
Vixen AP赤道儀にて追尾
PHD2 + ToupCam によるオートガイド
南伊豆町にて撮影
Adobe Lightroom CC + Adobe Photoshop CCによる画像処理
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