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ペルセウス座付近の天の川







秋の天の川、ペルセウス座を中心とする領域をNikon Z 50mm F1.8Sレンズによる3コマモザイクで撮影しました。右上はカシオペア座の一部になる散光星雲IC1805・IC1848や二重星団、そして 左下には ぎょしゃ座のあたりまでが写っています。2022年秋は天の川の中に火星が目立っています。3コマモザイクですが重なりを多めに取り最終的には縦横比は通常と同じ3対2になっています。

おうし座からぎょしゃ座の辺りへは暗黒帯とそこにひろがる褐色の星雲といった描写が最近の天体写真では多く見られますが、星野写真だとそこまでの表現は難しいですね。 星の描写・バランスを気にすると淡い星雲をはっきりと見せることはできませんでした。撮影光学系の焦点距離が短いとどうしても面積当たり星が占める割合が大きくなるのが その要因だと思います。高性能Zレンズによるモザイク撮影なので通常は星が締まって小さな写りとなるのですが、淡い星雲が出るように強めの処理としているので それほど星が締まっている印象はありませんね。それでも色々な星雲が見えていて華やかさは出ているかと思います。

 
 
2022 年11月
Nikon Z 50mm F1.8S, 絞りF4
Nikon Z6 HKIR改造
ISO3200, 3分露出 x8 コンポジット x3 モザイク
Vixen AP赤道儀にて追尾
蓼科山七合目にて撮影
Adobe Lightroom Clasic +  Photoshop 2022による画像処理