アレルギーとは
人間と同じようにイヌやネコにもアレルギーがあります。すべての皮膚炎症の30%以上がアレルギーに関与していると
言われています。
アレルギーとは 花粉、ノミ、食物、ハウスダスト等のアレルゲンと接触したり 飲み込んだり 吸引することによる反応です。
もし あなたのペットが 繰り返し アレルゲンに暴露されるなら 免疫システムの抵抗性が弱まり しばしば健康を損ないます。
例えば、あなたのペットにバランスのよいフードを与えているのに 依然ペットの皮膚に炎症や痒みがあるならば フードの
成分もしくは環境中にアレルギー反応をおこす原因が存在していると考えられます
アレルギーの症状
人間では 鼻や呼吸器の症状がよく見られますが 動物において最もよく見られる症状は 皮膚の炎症です。

あなたのペットが上記の全て もしくはいくつかの症状をあらわしているならば アレルギーを疑います。
アレルギーの診断
当院では スペクトラムラボの血液検査により 日本独自のアレルゲン92種類に対する 特異的IgEを測定します。
アレルギーの治療
飼い主さんに覚えておいていただきたい重要な事は アレルギーを治すことはできない しかしコントロールする事は
できるという事です。アレルギーをコントロールすることにより 多くのペットたちに健康上劇的な改善が見られるはずです。
減感作療法
減感作療法とは 免疫療法とも呼ばれ WHOにおいて(減感作療法とアレルゲンの回避はアレルギー疾患の自然治癒を
修飾する可能性を有する唯一の治療様式である)と位置づけられています。
その方法はアレルギーを発症している動物に 原因となっているアレルゲンのエキスを少しずつ 量を増やしながら一定期間に
わたって皮下注射していき 免疫システムが生活環境中に存在している 害を及ぼす物質(アレルゲン)に対して感受性を低下
させていく治療法です。
つまり 減感作療法を通して 動物が生涯 アレルギーを起こすことがないよう免疫システムに働きかけていきます。
減感作療法により ペットの70-80%に何らかの改善がみられますが 改善の見られ始めるのに 3-5ヶ月はかかります
危険は ありますか?
副反応はきわめて まれです。もし 見られたとしても 一時的なもので 命に関わるようなものではありません。当院でも
過去に一度も問題となるような 副反応は見られていません。